暑さが落ち着き、いよいよ秋の行楽シーズン到来! どこかに出かけるにも、体を動かすにも、おいしいものを食べるにも、とにかく秋はお楽しみがいっぱい。選択肢が多すぎて、むしろ悩んでしまう人もいるのでは。そこで今回はサクッと行けて、メチャ楽しめる、コスパ最高のスポット&グルメを紹介!
七尾市
魚が大好き! という人にとって絶対にハズせないのが七尾(ななお)市。石川県・能登半島、多種多彩な魚介に恵まれた湾に面しているとあって昔から定置網漁がとても盛ん。その規模は日本最大級だ。人気の返礼品「能登発 おさしみ直送便」(3~4人前)は、水揚げされたばかりの魚介をすぐに刺身にして、その日のうちに冷蔵発送する。鮮度、ボリュームともに抜群。リピーターが多いというが、それも納得だ。
旬の魚介類を詰め合わせた「いきいき七尾魚」(2~3人前)も水揚げしたその日に発送する新鮮さが魅力。うろこや内臓の除去は済ませた状態で届けてくれる上に、魚の種類ごとにおすすめの食べ方を記載したものが同封してあるので、「魚料理は苦手」という人も大丈夫!
浜風を受けて育ったミネラルたっぷりのコシヒカリもおすすめだ。
岩戸屋
日本神話の「岩戸神楽」のおめでたい古事にちなんで作られた「岩戸餅」は、伊勢名物として大人気。最高級北海道小豆のこし餡と、厳選された餅米ときな粉を使った柔らかい餅を使い、あっさりとした味わいが魅力だ。また、2021年の新商品「大御神餅(おおみかみもち)」は、やさしい風味の白きな粉とコクのある黒糖の味わいを楽しむことができる。他にもここでしか買えないオリジナルのお菓子を多数販売しているので、伊勢を訪れた際はぜひ立ち寄って、旅の思い出を持ち帰ってほしい。
あま市七宝焼アートヴィレッジ
七宝焼の主産地、愛知県あま市七宝町。江戸時代後期、金属を細工する職人が研究を重ね、この町ならではの「尾張七宝」を確立した。一般に焼物といえば土を成形するが、七宝焼は銅や銀などの金属素地を用い、その表面にガラス質の釉薬(ゆうやく)を施す。加えて尾張七宝は、模様や図柄の輪郭となる部分に銀線を施す。凝った技術と美しさは西洋の人々も驚いたという。
そんな秘めた魅力を、作品展示とともにわかりやすく伝えるのが「七宝焼アートヴィレッジ」だ。2019年に天皇、皇后両陛下が即位後初の地方訪問で視察に訪れたことでも知られる。体験教室は子どもにも人気で、気軽にオリジナルの七宝焼作りが楽しめる。
宮田村
日本のクラフトウイスキーが世界的に高い評価を得ているなか、ウイスキーづくりの理想郷として脚光を浴びる長野県宮田村(みやだむら)。中央アルプスの山麓、ワールド・ウイスキー・アワード(WWA)で最高賞を受賞したマルスウイスキーの蒸留所があり、ジャパニーズウイスキー人気の一翼を担っている。おすすめは「ツインアルプス」「信州」「岩井トラディション」の3本セット。個性の異なる本格ブレンデッドだ。
独自の宮田方式で生産される「おらがむらコシヒカリ」もおすすめ。雄大な自然に囲まれながら生活圏が半径2kmに収まる宮田村は、子育てのしやすさも含めて「住みたい田舎」としても知られるようになった。いっそのこと移住してみるのも手かも!?
高浜市
愛知県の真ん中に位置する高浜市は日本最大の三州瓦生産量を誇る地域で、鬼師がつくる鬼瓦は全国各地の名立たる神社仏閣で用いられている。厳しくもおおらかな人情味あふれる職人のまち、それが高浜市の原点だ。
B1グランプリでも話題になった「高浜とりめし」は、かつて養鶏業が盛んだった高浜市ならではの郷土料理だ。そんなとりめしを製造している株式会社エザカ。日本の食文化にこだわったお米のプロが、「お米」に合うおせちを作っており、二段重と豪華な三段重から選ぶことができる。
※おせちの受付は12月22日まで(個数上限に達し次第終了)
浜名湖自鰻 天保
うなぎ激戦区の浜名湖でも人気を誇る同店。味も香りも抜群なのは、稚魚から大切に育てたうなぎを、一番の食べ頃を選んで調理しているから。35年継ぎ足した秘伝のタレも、うなぎの美味しさを引き立てている。お土産として白焼きやタレを購入することもできるので、気軽に立ち寄ってみよう。
あいち朝日遺跡ミュージアム
今から約2400年前、大陸から海を越えて新しい文化や技術が伝えられた。鉄器や青銅器、稲作の普及を通し、日本列島に暮らす人々の生活や社会は大きく変わっていく。現在、全国各地で集落跡が数多く見つかっているが、なかでも愛知県清洲市を中心とする朝日遺跡は全国屈指の規模。その情報発信施設として「あいち朝日遺跡ミュージアム」が2020年11月22日にオープンする。
膨大な出土物の保管・公開はもちろん、当時の高床倉庫や住居などを復元展示するほか、古代を体験できるイベントもあり、まさに「令和によみがえる古代のムラ」。子どもから大人まで楽しめる、愛知県の新たな観光スポットだ。
マルス信州蒸溜所
ウイスキーの芳醇な香りにつつまれる中、原料の粉砕から仕込み、発酵、蒸留、貯蔵熟成といった各製造工程を間近で見学できる。見学後はビジター棟にあるBARで、香り高い貴重なウイスキーや宮田村で収穫されたヤマソービニオン葡萄100%の「みやだワイン紫輝」といったワインを心ゆくまで味わうこともできる。
春日井市道風記念館
この秋、開館40周年を記念した特別展「書の美、書の価値~つたえるということ~」(9/11~10/3)を開催。空海、小野道風、藤原佐理の真筆や、仮名の王者とよばれる高野切、千利休や一休といった著名人の書など、日本の書の美を堪能できる。他にも「私の好きな言葉」展、企画展「おののとうふう」、企画展「書のまち春日井」にも注目だ!